【Fanbox開設】について

今後の方針

 更新が遅いのに時々覗きに来ていただいている皆様、誠にありがとうございます。さかえです。

 つい先ほど、どうしても気になっていた第1話前編の台詞回しについてマイナーアップデートを行ったところです。これで現在までの公開分におけるマイナーアップデートは完了とし、現在作成中の続きの話を進めていきます。公開にはもうしばらくお時間を頂きますがご容赦願います。

 さて、みだしにもあるとおり、「Pixiv Fanbox」というものを開設いたしました。

 すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが念のためご説明いたしますと、いわゆる「支援サイト」「パトロンサイト」あるいは「ファンクラブサイト」のようなものです。Pixivさんと言えばイラストや漫画というイメージがありますが、それに限らず小説や音楽系、はてはVの方に至るまで色んなクリエイターが登録できるコミュニティで、前述のようにファンクラブのような運営をされている方が多いようです。

 例えば広く公開する前にこちらのコミュニティで先行公開するとか、限定品を公開するとか、そういう使い方をされている方が多いように感じます。もちろん、「支援サイト」「パトロンサイト」と言われるように特にリターン無しで運営している方もいらっしゃるようですが、どちらかと言えばそういう方は少ないのかな?という印象です。(バブルの時勢ならいざ知らず、この誰もが大変な時期に見返り無しの支援をできる方というのは物凄く稀だとも思いますし)

 とはいえ、登録している方がそれなりに存在するのも事実。このサークルサイトもそうですが、「あの時やっておけばよかったなー」と後悔する前に「どこまで出来るかわからないけどやるだけやってみよう!」と思い登録することにしました。

さかえ克彦|pixivFANBOX
広く公開しているのが自分の創作における「100」の「点」。 ここに置くのが「1〜99」と、精一杯の「101〜120」。 ――――――――――――――  ご覧いただきありがとうございます。さかえ克彦と申します。  ここでは主に、一次創作に関す...

 一般的なお仕事をしながらであることや、更新速度が速くないこと、センシティブな内容を売りにしているわけではないことなどを含め、「する意味があったのか」「やる価値はあったのか」という点については正直かなり自信がないです。そもそもファンボックスはその名の通りフォロワー数が数万という方が登録して初めて機能するようなシステムなので、何をやっても結果を出せなかった自分が一定の結果を出せるのかと言えばそれは十中八九「否」ですが、前述の通り後悔はなるべくしたくないこともあって開設だけ行ってみました。コンテンツはおいおい充実させていく予定です。(正直に言うとまたお仕事がサービス残業ありきでしか回らないようになってきたうえに逃げ出すこともできない状況になってしまったため、描きたい気持ちはあっても描けない時間が続く→しかもお金は貯まらない→生きていることが辛いのループになっている状況です。老いも重なり睡眠時間を削るのもだいぶきつくなってきた中で、自分が創るものが誰かの心に届くと信じるためのモーターとして設置しました)

 開設したからといってここでは何も更新しないのかと言えばそういうわけではなく、創作状況における「100」はもちろんここでも公開していく予定です。先のことなのでどうなるかはわかりませんが、市場に対する自分の技術や感性を冷静に考えた時に、自分の作品が「対価を払ってでも観たい」という対象になれる気は到底しません。もちろん、「やってやる」という気持ちはあります。そのために今だって台詞回しの手直しをしたり、絵の修正を行ったり、色んな作品を読んだり市場の流行を観察したりして、作戦を練りつつ描いているわけです。でも、現実は現実です。だからこそより良い作品が生まれるのだと私も思っていますが、それと同時に人生におけるいくつかの選択ミスとある程度の不運をたどってしまった自分の足跡をいつも後悔しながら振り返っているのも事実です。

 湿っぽい話になってしまいました。閑話休題。

 とにかく、「100」については広く公開していきますし、奇跡的な縁に恵まれた場合は「販売」という形での公開を行うかもしれません。それはそれとして、「みなのすなるふぁんぼっくすといふものを、わたしもしてみむとてするなり」という気持ちで挑戦することにしました。他の方を参考にしながら、私はこのファンボックスで「1~99」と「101~120」を公開していこうと考えております。(マイナーアップデートをそこで行い、「100」になったと思ったらここで公開していく感じ)

 暗闇の中にいた長い時を経て、いくつかの偶然…奇跡と呼んでもいい…それらに後押しされて、SNSという外の世界への扉を開きました。親友から「SNSに向いてない」と言われるとおりどうしても哀しい別れ方を選ぶこともありましたが、多くの方から温かいお言葉やご協力を賜り、ぶっちゃけリアルでは「たまのおよたえねばたえね」と思うばかりの日々もなんとか乗り越えることが出来ました。そしてようやく恐れることなく…いや、恐れはありますがそれを上回る野心と勇気を抱いて…自分の内から組み上げていく作品を創ることに踏み出せるまでに至りました。

 わかっています。きっと何も言わずに、告知もせずに、クールに描き続けてだけいればいいんです。何の結果も出していない存在が、そして才能ある数多の若者に比べれば枯渇したものの多すぎる存在がコミュニティを立ち上げることも、それをお知らせすることも、前に進む意思を表明することも、どこか滑稽でみっともない部分があるのは間違いがないのです。だけど、勝機があります。例え人類史がこの先何千年と積み重なろうとも、自分以外はこれを描かないという確かな自信を持つ作品があります。お金は、資産は大切なものです。醜く奪い合う姿を、そして裁かれる姿を見てきました。だから、何もしないのに支援してくださいなどとは口が裂けても言えません。ですが、「10受け取ったら11を返す。その積み重ねが世界を前に進める」という気持ちで創作に挑む姿勢の表れとして、ここで告知をさせていただきました。(※マジで無理して支援していただかなくてオッケーですし、むしろお金が絡むことによって関係がぎくしゃくするのもよくないので全然スルーしていただいて結構ですので!)

 それではまた!作品の続きでお会いしましょう!

喫茶空母にゃんフィールド
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